東京都大田区にある大田市場を見学してきました。
目的は市場内にある三洋食堂の「うに一箱定食」です。築地に行こうかなと思っていたのですが混雑が嫌だったので、空いているという噂の大田市場のことを調べたら、この店の情報を見つけました。
「うに一箱」という魅力的なキーワードにつられ、早起きして大田市場に行ってみました。
大田市場見学
大田市場まで散歩
大田市場へのアクセスはバスまたは東京モノレールの流通センター駅から歩くことになります。路線バスは品川駅、大森駅、平和島駅から出ています。
今回は平和島駅から散歩がてらに徒歩で行きました。20分くらいですが、真夏日で早朝から暑かったです…。
交通量の多い環七を歩き、野鳥公園の通りに大田市場を示す看板が立っていました。
入口に迷ったのですが、見学者が入れるのは南側にある正門です。
こちらが大田市場の正門です。
モノレールで来るにも結構歩くので、バスが一番楽だと思います。
大田市場の見学者コース
見学者はこちらですと歓迎されるわけではないので注意。警備室の前を通り過ぎて、すぐ右手にある事務棟に向かいます。
- 見学時間:5:00~15:00
- 見学料無料
- 団体以外は特に事前申請不要
事務棟に見学者コースがあるのですが、案内がないので入りにくい…。
建物内に入ると「見学者コース」の看板が設置されていました。2階に登るようです。
ちなみに建物内はエアコンが効いていません。引き続き暑い。
渡り廊下を進んで行きます。
渡り廊下に1から10の食材カルタ?がありました。
4が椎茸。
九はキュウリだと思っていたのにまさかの慈姑(くわい)。残りの数字に何が書かれているかはお楽しみで。
いよいよ、市場に入ります。
青果棟が4分の3を占めていて、残りは関連棟と水産棟になっています。
床に見学者コースと書かれていて、矢印に沿って進んで行きます。
市場内は所狭しと野菜と果物の入ったダンボールが積まれています。
フォークリフトやでっかいハンドルで操作する車(ターレットトラックと言うらしい)が行き交っています。
場内は9割9分男性で占められていて、まさに男の職場です。
雑然と見えて、番号札で整理されている様子です。
この日は土曜日でしたが、平日だともっと賑わっているのでしょうか。
青果棟をぐるりと見終えて、次は水産棟へと向かいます。
水産棟には一旦屋上へ出る必要があります。
6時30分と言う時間ですが、直射日光がキツイ。
水産棟はあまり人出はありませんでした。
いつも混雑している築地とは違って業者の人だけがいるようです。そもそも規模が小さいのかな。
大田市場の早朝グルメ
三洋食堂で念願のうに一箱定食
関連棟にやって来ました。ここは飲食店がいくつか立ち並んでいて、市場関係者だけでなく、一般の人も利用できます。
少し進んだところにありました。三洋食堂です。
店の前にはたくさんの魅力的なメニューの品々が手書きされていました。
目的はこちらの「生うに一箱定食(1400円)」です。
「嵐にしやがれ」で紹介されたらしいです。この番組は見てませんが、うにに目がないので、情報をネットで見かけてやって来ました。
店内はこじんまりとして、40席ほどあるようです。創業は昭和25年だそうで、今はなき神田市場の頃からあるらしいです。
新サンマ定食も魅力ですし、やはりアジフライも食べたいところですが、早朝なので控えめに定食だけで我慢しておきます。
注文してすぐに提供されました。
うにです!!
年末年始になると市場内にあっても仕入れが困難になるらしいです。プリっととろけて、濃厚な甘味が広がります。
一箱と言わず百箱食べたいです。
マグロの刺身もついてきて、こちらも味が濃い。
店員のおばちゃんが言ってましたが、結構上等なものらしいです。
朝から贅沢をさせて戴き、満足でした。
本棚に置いてあった、漫画が美少女が主人公で少しオタク系なのが気になりました。市場内なので、もっと週刊漫画系じゃないのかなと…。時代の移り変わりでしょうか。
青果店も営業しており、季節の梨やブドウを売っていました。
果物ブランドに疎いので、高いのか安いのか判断できませんが、都内のデパートに出されたら倍はしそうです。
市場内のほっと一息空間~RAY’S COFFEE
市場内にはスターバックスやドトールと言ったコーヒーチェーン店はありません。「RAY’S COFFEE」があります。
店頭に白熊が座っています。
店内では豆のテイクアウトができるようになっていて、20種類以上のコーヒー豆が売っていました。
ウィンナーコーヒーを注文したら、生クリームが山盛り。コーヒーフロートのようです。市場で働く甘党の人のエネルギーになっているのでしょう…。
ちなみに300円なので、チェーン店より全然安い。コーヒーはお替り自由で200円。
コーヒーを飲み終えて、帰りはバスで帰りました。
築地程混雑することなく、大田市場の見学は一度はおススメです。
- アクセス
- JR「品川駅」東口から都バス「大田市場」行き(約30分)
- JR「大森駅」東口から京急バス
- 京急線「平和島駅」からバス約10分
- 東京モノレール「流通センター駅」徒歩20分
- 住所
- 大田区東海3-2-1
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