
ダナンを訪れたら絶対に外せないのが、山頂に広がる天空のテーマパーク「サンワールド・バーナーヒルズ」です。
朝一番、大きなヨーロッパ風の城門のようなエントランスに到着すると、まるで異世界への入り口に立ったかのような高揚感で、胸が大きく膨らみました。
ピンクのロープウェイで中世ヨーロッパの世界へ



前日の記事です。
バーナーヒルズの冒険は、世界最長クラスの2階建てロープウェイに乗ることから始まります。
ピンク色のポップなゴンドラに乗り込み、ぐんぐんと標高を上げていくと、眼下には深いジャングルと美しい滝が姿を現しました。足元に広がる深い密林を眺めているだけで、すでに下界とは違う別世界に来たことを実感させてくれます。

長い空中散歩を終えてゴンドラを降りると、そこには19世紀フランスの避暑地を忠実に再現した「フレンチ・ヴィレッジ」の美しい街並みが広がっていました。

ゴシック様式の荘厳な大聖堂や、石造りの美しい洋館が立ち並び、ここがベトナムの山の上であることを完全に忘れてしまうほどのクオリティです。

そして、ひと際賑やかなオーラを放っているのが、黄金に輝く巨大ドーム「BEER PLAZA」です。ドームの前にはビールジョッキを掲げた大きな王様の像が立っていて、歩き疲れた私の喉を刺激します。

クラフトビールの工場見学をした先に、ビアホールが現れます。実はここ、極上のクラフトビールを無料で1杯プレゼントしてもらえるんです。もちろん私も喜んでその恩恵にあずかり、最高の乾杯を楽しみました。


さらに奥へ進むと、ピンク色の城が現れます。お城のふもとには岩山を突き破って現れたかのような巨大な男の石像! 古代神話の世界に迷い込んだかのようなダイナミックで力強い造形に、バーナーヒルズの持つ芸術的なこだわりと遊び心を感じ、ワクワクが止まりませんでした。

また、広場に突然現れたのがとっても愛らしい巨大な猫のトピアリー! 緑の植物で丁寧につくられた猫たちが、とびきりの笑顔でこちらを見つめていて、そのシュールな可愛さに思わず笑みがこぼれます。なぜかこの像の周りは不安を煽るホラー調の音楽が流れており、それも合わせてシュールでした。
霧深き山頂に佇む鐘楼で静寂に浸る

賑やかなフレンチ・ヴィレッジを後にし、さらに階段を上って山頂のスピリチュアルエリア(寺院エリア)へと向かいました。そこに佇んでいたのは、厳かな雰囲気を漂わせる木造の『鐘楼』です。階段を一段ずつ上るにつれて、お祭り騒ぎだったヨーロッパの喧騒が嘘のように遠のき、周囲をサーッと白い霧が包み込んでいきました。 ひんやりとした静寂の中で風に揺れる木々の音だけが響く、この不思議な静けさに心がすっきりと洗われていくのを感じました。
バーナーヒルズのクライマックス!ゴールデンブリッジへ

山頂エリアをめぐり、いよいよ下山へ向かうロープウェイへと進む私の前に、バーナーヒルズ最大のハイライトが姿を現しました。
これこそが、世界中で大きな話題となった『ゴールデンブリッジ』です! 深い緑の山肌からぬっと突き出た、苔むした巨大な「神の手」が、黄金に輝く一本の橋をやさしく支えているかのような圧倒的なスケール感。 本当に雲の上を空中散歩しているかのような贅沢な浮遊感に包まれました。これぞ天空の楽園の締めくくりにふさわしい、心震える絶景でした。

ただ、ものすごい人で歩き続ける必要があります。不用意に止まれません。写真撮るのも一苦労といった感じ。パワーを残して行きましょう。
地元の超人気店「Bếp Cuốn」で満喫するベトナム料理
午前中いっぱいバーナーヒルズで遊び尽くしてお腹が空いた私は、山を降りてダナン市内の大人気レストラン「Bếp Cuốn(ベップ・クオン)」へ遅めのランチに向かいました。

ここでの一番のお目当ては、ベトナム風お好み焼き『バインセオ』です! 運ばれてきたのは、竹カゴにダイナミックに盛り付けられた黄金色の大きな生地。米粉ベースの生地は驚くほど薄く、パリッパリに焼き上げられています。これをライスペーパーの上にのせ、ハーブと一緒にくるくると巻き上げ、特製の濃厚なソースにつけて一口。生地の「パリッ」とした軽快な食感と、ハーブの瑞々しい香りが最高のハーモニーを奏でます。


さらに一緒に注文したのが、ベトナム名物の『揚げ春巻き』です。 バナナの葉にのせられた春巻きは、箸で持つだけでそのサクサク感が伝わってくるほど。熱々を一口かじると、口の中で「パリッ!」と心地よい音が響き、中からジューシーな旨味がじゅわっと溢れ出します。甘辛いチリソースとの相性も抜群でした。
そしてベトナムといえば、やっぱり『フォー』は外せません! 運ばれてきた牛肉のフォーは、透き通ったスープがとても上品。ライムをキュッと絞って、ツルッとした喉越しの平打ち麺をすすると、お肉の深いコクとハーブの爽やかな香りがじんわりと体に染み渡りました。
神秘的な大理石の聖地「五行山」へ

お腹をいっぱいに満たした後は、ダナンを代表する聖地、大理石でできた山「五行山(マーブルマウンテン)」へと向かいました。

生い茂る緑の中、ゴツゴツとした大理石の岩肌を上っていきます。 通路の途中には、天然の岩をそのままくり抜いたかのようなダイナミックな石のアーチがあったりしてワクワク感に包まれます。


五行山で最大の聖地である大洞窟『玄空洞(フエンコンドン)』へ。 一歩足を踏み入れた瞬間、私はその光景に完全に言葉を失ってしまいました。岩壁にそびえ立つ巨大な大仏様は荘厳な雰囲気。洞窟の天井から、火の光が洞窟内を照らしています。ひんやりとした神聖な空気と、時が止まったかのような静寂。幻想的な美しさに見惚れてしまいました。

洞窟を後にし、さらに息を切らしながら山頂の展望エリアまで登り詰めました。 眼下に広がったのは、美しい弧を描く広大なビーチと、どこまでも続く青い海、そして海岸線に沿って整然と立ち並ぶダナンの高層ビル群です。五行山の持つ荒々しい大自然のパワーと、涼やかな潮風、そして発展を続ける街のエネルギーが一体となって押し寄せるような素晴らしい大パノラマに、登ってきた疲れも一瞬で吹き飛んでしまいました。

五行山を下った後、送迎車を待つ間大通り沿いのカフェに入りました。南国気分をさらに盛り上げてくれるドリンクをオーダー。 ゴロッと丸ごとの姿で提供された天然のココナッツジュースと、フレッシュなスイカジュースです。ココナッツの優しい甘さと、スイカのすっきりとした冷たさが、ダナンの日差しで火照った体にスーッと染み込んでいき、疲れが癒されました。
ドラゴンブリッジの大迫力ファイアーショー
ダナンのエキサイティングな1日を締めくくるのは、週末の夜だけに見られる特別なスペクタクルショー。街の中心を流れるハン川に架かる、全長666メートルの『ロン橋(ドラゴンブリッジ)』へと向かいました。

開始の数十分前には、周辺の道路がバイクと人で完全に埋め尽くされ、まるでお祭りの日のような凄まじい熱気に包まれています。

21時ぴったり、カウントダウンとともに、龍の口から『ゴォォォ!』という地鳴りのような大音響とともに真っ赤な火柱が何度も何度も夜空へと吹き出しました! 少し離れた場所にいる私にまで、顔が熱くなるほどの凄まじい熱風がダイレクトに伝わってきて、その大迫力に大興奮! さらに、火を吹き終えた後は、今度はなんと豪快に大量の水を大噴射!夜空から降ってくる天然のシャワーを全身に浴びて、周囲の観客からは割れんばかりの大歓声と笑顔が溢れ、旅の終わりを最高の熱気と一体感で飾ってくれました。
まとめ
神秘的な自然の聖地から、ヨーロッパのような天空の国、美味しいグルメ、そして街全体が一つの笑顔になる熱狂的な夜まで。ダナンは、訪れる場所や時間帯によって次々と新しい表情を見せてくれる、本当にエキサイティングな魅力に溢れた街でした。ベトナムのあたたかい風と、あのダイナミックな興奮を胸に、私はまた明日からの日常を元気にがんばれそうです。


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