【横浜】山手十番館~「プリンアラモード」を懐かむ、昭和の最先端のデザート

山手十番館のプリンアラモード

横浜の外人墓地の向かいにある「山手十番館」に行ってきました。横浜の異国情緒を感じるレストラン&カフェです。今回のお目当てはカフェで提供される「プリンアラモード」です。

横浜を見下ろす山手十番館へ

山手十番館

みなとみらい線の終点「元町・中華街駅」から坂道を登ること徒歩10分ほどかかりました。薄い水色の可愛らしい建物で、外人墓地を挟んで、横浜の街を見下ろすように建っています。横浜の山手エリアは西洋館を巡る観光客が歩いています。

山手十番館のメニュー

1階がカフェ、2階がレストランになっています。店の前には大きなメニューが貼ってあります。右上の大きなスペースを使っているプリンアラモードがお目当て。

洋館で食べるプリンアラモードと温かい紅茶

20191103_山手十番館_0007.jpg

週末でしたが、13時頃に到着したので、カフェスペースは待ちなく入店させてもらえました。この建物は明治時代からあるわけではなく、昭和42年に建設、開業したとホームページに書かれていました。50年以上経過しているので老舗です。

昭和42年、1967年はビートルズが衛星中継で「All You Need Is Love(愛こそすべて)」を披露した年です。日本は特に大きな事件はなく、比較的平和な1年だったみたいですねえ。

20191103_山手十番館_0038.jpg

店内は豪華な飾りなどはなく、とてもシンプルで洗練されています。窓上にあるステンドグラスが印象的です。

20191103_山手十番館_0013.jpg

飲み物は紅茶をオーダーしました。

ヌワラエリア」という銘柄を選択しました。スリランカの地名らしいですが、初めて耳にする銘柄でした。苦みがちょっとだけあり、緑茶に似ていました。

20191103_山手十番館_0019.jpg

遠いスリランカに思いを馳せます。個人的な話ですが、スリランカは旅行で訪れたい国の上位です。世界遺産のシギリヤロックに登ってみたい。少し肌寒くなってきた11月、ホットが美味しい季節です。

20191103_山手十番館_0021.jpg

紅茶をしみじみとすすっていると「プリンアラモード」が運ばれてきました。

財宝を詰め込んだ宝船のようです。濃厚な卵の味がするカスタードプリンバニラビーンズがたっぷり入っていて、贅沢な甘い香りが口の中に広がります。プリンの上に生クリームが乗っていないのが個人的に好きなポイント。プリンがクリームによって味が濁らない。

20191103_山手十番館_0031.jpg

プリンアラモードにウェハースを添えるって誰が考えたのでしょう。素晴らしい組み合わせです。カレーに添えられている福神漬け、お茶漬けの上に載っているあられ、サクッやシャキとした食感を増やす日本食の考え。

なんと、プリンアラモードは横浜発祥なのを調べてビックリしました。この山手十番館から近いところにあるホテルニューグランドで生まれたデザート。食べてみたいですが、値段が倍…。ドリアとナポリタンもこのホテル生まれだそうです。

えの木亭で横浜山手銘菓のチェリーサンドをお土産に

DSC07186.jpg

目的は山手十番館だったので、ふらっと散歩して帰るかなと歩いていると、同じような洋館のカフェ・レストランがありました。

DSC07184.jpg

えのき亭」という店でした。こちらは1927年建築でで、山手十番館より40年も古い!!「チェリーサンド」が有名だそうで、気になったので買ってみました。入口が狭いですが、2階がお菓子売り場になっていて、並ばずに買えました。

DSC07208.jpg

チェリーサンドを家に帰って食べてみました。

北海道土産のマルセイユバターサンド、中に入ってるレーズンをチェリーにしたって感じです。もちろん、生菓子なのでこちらの方が断然美味しいです。

山手十番館のアクセス

山手十番館

山手エリアは中華街、港の見える丘公園、山手の洋館巡りなどの観光地が近いです。プリンアラモードは懐かしいデザートですが、「ア・ラ・モード」は「最新の流行」という意味で、昭和の最先端の味を懐かしんで食べてみてはいかがでしょうか。

交通手段元町・中華街駅6番出口 徒歩6分
JR石川町駅南口出口 徒歩13分
元町・中華街駅から429m
営業時間11:30~15:00(L.O14:00)
17:00~21:00(L.O20:00)
定休日月曜定休(月曜日が祝日の場合は営業)

コメント

タイトルとURLをコピーしました